発行年 | 著者 | 出版社 | 一言コメント | ||
1 | 1984年11月 | 柳宗玄 (むねもと) |
岩波書店 | 岩波美術館全24巻の内の1巻。 24の美しい図版と、それぞれについてのていねいな説明がついている。 南亜細亜、東南亜細亜、中国、日本の代表的な仏像、仏画が取り上げられており、仏像、仏画の歴史を、理解できる。 |
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7 | 2003年9月 | 中村元 | 平凡社 | ブッダの生涯に関する本を一冊という方にお勧めしたい本。 ブッダの生涯をなるべく古い記録から浮き彫りにしようとしている。 仏教研究の最高峰である中村博士のお考えを、知ることができる。 |
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12 | 1980年11月 | 福田徳郎 | 三学出版 | 1970年代に、僧侶だった父とインドに行った著者の情報だが、著者自身新聞社のカメラマンだったというから、つかみどころは捉えている。 今では埋もれてしまった話も満載で、面白い。 |
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15 | 2002年11月 | 瀬戸内寂聴 | 新潮文庫 | 50歳で出家され、その後、仏への道を歩んでおられる瀬戸内寂聴さんの仏陀の生涯についての話。 仏の道を歩まれた瀬戸内さんお渾身の一冊と言えるが、コンパクトで読み易い。 |
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17 | 2008年12月 | ティク・ ナット・ハン |
春秋社 | ベトナム生まれで、フランスに亡命したティク・ナット・ハンさんによるブッダの伝記。 詳しく、かつわかりやすく書かれている。 ブッダの生涯と、ブッダの教えを関連づけながら、詳しく知りたい人にお勧めできる。 |
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18 | 2001年3月 | 中村元 | 岩波書店 | ブッダの生涯に関する経文を引用しながら、わかりやすくブッダの生涯を描いた本。 初心者にも読みやすく、まさに入門書というにふさわしい。 日本に伝わった仏教と、原始仏教の違いにも気づかされる。 |
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19 | 2006年6月 | 栗田功 | 二玄社 | ガンダーラ美術を軸に、ブッダの生涯を描いた本。 ガンダーラ美術に描かれた内容と、仏典の内容との微妙な違いがあることがわかる。 写真と説明がセットになっているので、読みやすい。 |
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21 | 2004年8月 | 白石凌海 | 講談社 | 仏教南伝の本も著した白石さんの本。 遺跡の蘊蓄と、仏伝の蘊蓄がほどよくミックスされ、興味深い話が、満載。 仏蹟巡りをなさる方には、是非お勧めしたい。 |
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22 | 2000年7月 | 中村瑞隆 | 雄山閣出版 | ネパール側のカピラ城候補であるティラウラコットの遺跡の発掘記録。 その他にも、カピラ城候補はあるのだが、本書は、当然ティラウラコットこそがカピラ城であるという見解。 この論争は、当分決着がつきそうがない。 |
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29 | 1996年8月 | 安田治樹(編) 大村次郷 (写真) |
河出書房 | 写真と文章が高いレベルで調和したすばらしい本。 得に、90年台前半に撮られた大村さんの写真がすばらしい。 中村元さんが、序文を書かれている。 表紙は、今回、マトゥラーで見たお釈迦様。 |
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32 | 1999年5月 | 羽矢辰夫 | 春秋社 | 学者である羽矢氏が著した本。 長年インドの研究を続けた方だから、内容も専門的。 ただ、内容が高度なので、本書を本当に理解しようとしたら、結構たいへんかもしれない。 |
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38 | 2005年8月 | プライム涌光 | 青春出版社 | 地図とあらすじで読むという副題の通り、図を多く交えながら、わかりやすく仏教を説明してくれる本。 仏教の教えを図解しているところが、ユニークであるが、そうロジカルじゃないよとも言いたくもなる。 |
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44 | 2008年2月 | 少年社等 | 学習研究社 | エンテリカシリーズの内の1冊。 八大仏蹟や他の仏蹟についての記述が多く参考になる。 ちょっと欲張り過ぎて、消化不良感が残る人もいるかも。 |
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45 | 2006年11月 | 五木寛之 | 講談社 | NHKの番組取材も兼ねての、五木さんの仏教の地巡りシリーズの1巻。 私が回った仏蹟中心に、五木さんが回った時の紀行文になっている。龍谷大学で学んだ氏ならではの重みも感じる1冊。 |
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46 | 1994年5月 | 少年社 | 学習研究社 | エンテリカシリーズの1巻。同じエンテリカシリーズの”ブッダの道”と被る部分も多いが、所々で内容も異なり、それなりに読む価値はある。 浅原彰晃が、まだ犯罪者になる前の本で、オウム真理教が、宗教の一つとして取り上げられている。 |
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49 | 2011年6月 | グループ SKIT |
PHP 研究所 |
手塚治虫の”ブッダ”公開に合わせて出た企画本。 ブッダの人生、教え、仏教の広がりなど、バランスよく、著されている。 ブッダ64の名言集も面白い。 |
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50 | 2009年6月 | 山崎元一 | 中央文庫 | 世界の歴史シリーズの第3巻。 日本人の視点から(仏教という要素を重視)、古代インドの歴史を知るのに最適な本。 アショカ王の偉業、大乗仏教、密教の誕生、仏教の衰退原因分析など、仏教の歴史と、インドの歴史を対比させながら、学ぶことができる。 |
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52 | 2003年2月 | 菅原篤 | 佼成出版社 | 本書は、今回のインド仏蹟の旅に持参した。 仏蹟毎にイラスト付で説明してくれるので、重宝した。 著者は、1955年からインドを訪れているというから凄い。 仏蹟の地図も付いていて、わかりやすい。、 |
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53 | 2007年4月 | 丸山勇 | 岩波新書 | 仏蹟関係で最初にGETした本。 丸山さんは、述べ2年近くもインドに旅し、写真を撮りまくった。 本書は、本というより、写真集。 写真集としても、一級品の本。 |
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54 | 1991年7月 | 久保田展弘 | 新潮社版 | 聖地・宗教関係者代表としてインドを巡られた著者の熱意が伝わる逸品。 仏蹟以外の聖地も同様に訪問。 写真は少なく、徹底的に語ったという感じの本。 |
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57 | 2011年4月 | 東京国立博物館 東映 |
東京国立博物館 東映 |
2011年4月から東博で行われた、ブッダの生涯と、手塚アニメの”ブッダ”とのコラボ企画の図録。 展示物は、東博の所蔵品が多く、目新しくはなかったものの、アニメとの並行展示によって、新たな発見もあった。 |
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65 | 2011年9月 | 佐々木閑 | NHK出版 | NHKの100分de名著シリーズのテキスト本。 4回シリーズで、原始仏教で説かれている教え中心にわかりやすく説明いただくプログラムだった。 テキスト本の方は、ちょっとイラストが少なかったかな。 |
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ブッダの生涯 | 1980年7月 | 中村元 | 学研 | 中村元氏が自書で推薦している本。豪華本。 1975年から、1977年にかけて、インド、ネパール、パキスタン、スリランカを、3回に渡って取材し、3万点の写真を撮影。 えりすぐりの写真が、詳しい解説と共に紹介され、当時の聖地の様子もわかり、貴重な記録になっている。 |
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美術に見る 釈迦の生涯 |
1979年4月 | 肥塚隆 | 平凡社 | 中村元氏の序文から始まる本書は、インドの原始仏教の時代の 仏教美術を、美しい図版で紹介しながら、当時の釈迦の生涯がどのように捉えられていたかを紹介する本。 解説も詳しく、原始仏教を知るには打ってつけの本。 |
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お釈迦さまの生涯 | 2010年9月 | 奈良康明監修 山田樹人著 |
いちい書房 | 奈良さんの「ガンダーラ美術の見方」を読んで、本書もゲットした。 山田樹人さんが文、その奥様ののりこさんが、挿絵を描いておられる。 ひじょうにわかりやすくお釈迦さまの生涯を描いてくれている。 |
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ANCIENT INDIA | 2001年 | Marilia Albanese | Om Book Service | インド人の友人からプレゼントされた本。 イタリア人によるインド美術の本だが、なかなかこれだけ体系的に説明してくれる本は少ない。 カラー図版が多く、美しい。ヒンドゥ教関連美術が多いが、仏教に関するものもきっちり取り上げられている。 |
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ガンダーラ美術の 見方 |
1999年9月 | 奈良康明監修 山田樹人著 |
里文出版 | トーハクのミュージアムショップで見つけた本。 豊富な写真、お嬢さんの描いた線画で、ビジュアルにガンダーラ美術の見方を教えてくれる。 ガンダーラ美術のみならず、初期仏教美術を網羅的に説明してくれていて、ヘレニズムから仏教美術への流れを、具体的に感じることができる。 |
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インド美術 | 2002年1月 | Vidya Dehejia著 宇治昭他訳 |
岩波書店 | 岩波の世界の美術シリーズの中の一巻。 インド美術について、古代から、20世紀まで、長いTermで説明してくれる本。 図版がそう多いわけではないが、インドの幅広い美術の世界をを実感できる。 |
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ブッダと神々の 物語 |
2012年10月 | 大角修 | 勉誠出版 | 1999年の「ブッダ」という本を大幅改編した本という。 ブッダの生 ブッダの生涯と、ブッダの教えをうまく関連づけて説明してくれる。 大乗仏教についての説明が多いのも特徴。 |
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ブッダをたずねて | 2014年9月 | 立川武蔵 (むさし) |
集英社新書 |
ブッダの生涯から、様々な仏たち、日本での仏教という括りの中で108のテーマに沿って、簡潔に説明してくれる。 自ら亜細亜各地を歩いた上での発見も交えてあり、楽しく読める。 |
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ゴータマ・ブッダ (上中下) |
2012年8月 | 中村元 | 春秋社 | 中村元氏の生誕100年を記念して発行された普及版。 元は、全40巻からなる中村元選集にあったものだが、ブッダの生涯の部分のみ、普及版で世に出た。 日本人のみならず、世界の仏教研究の第一人者による書であり、ブッダの生涯を知る上で、基本となる書。 |
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ゴータマはいかにして ブッダになったのか |
2013年2月 | 佐々木閑 | NHK出版 新書 |
NHKの「ブッダの言葉」の著者である佐々木氏による仏教についての講義を書下ろしにした本。 仏教の解釈の違いから、大乗仏教が生まれたという説を展開。 原始仏教に立ち帰ることの重要性も説いている。 |
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ブッダ 大いなる旅路 1,2,3 |
1998年 | NHKブッダ プロジェクト |
NHK出版 | NHK特集「ブッダ」の、プロジェクトチームによる本。 亜細亜各国の仏教の現状について、放送では、5回、本では、3巻にまとめてくれている。 亜細亜探訪で実際に見た光景が、ビジュアルにまとめられていて、ひじょうに興味深かった。 |