ニューデリーのコンノートプレースのちょっと南西に、ジャンタル・マンタルはあります。 謎の建造物と呼ぶにふさわしい、未来的な造形物です。 これは、1724年に、ジャイプルの王で、天文学マニアだったジャイ・スィン２世が造った天文台で、思ったより、大規模なものでした。。
	入り口から見た様子ですが、全く何なのかわかりません。 現代彫刻の展示場かと思うほど、不思議なものが、公園のような広場に並んでいます。
	これは、円柱状の建造物ですが、格子状に窓が設けられています。 天井もなく、中もすかすかです。
	中に入ると、放射線状に柱が並び、中心から結ばれています。 中心から、星の動きの変化を観測するための施設だったのでしょうか。 ちょっと、イギリスのストーンヘンジを思い出したりもします。
	こちらは、行き止まりの階段です。 階段の上方に人が見えますが、その大きさがお分かりいただけると思います。 天国への階段とでも呼びたくなるような不思議な造形物です。 この階段を登ったからといって、星が観測できるとは思えないのですが。
	一つ一つの造形物も、その配置も、全く不可解な、常人の理解を超える存在です。 インド人の天才的な論理性と、超越した発想力を、ここジャンタル・マンタルで味わってみてはいかがでしょうか。