ラブアン島は、ボルネオ島(カリマンタン島)の北東に浮かぶ漁業の小島です。19世紀には、イギリスの蒸気船用の石炭採掘・補給のための島でもありました。
ブルネイの沖にあり、マレーシア内でも、石油、天然ガス産出する地域に近いですが、マレー半島に比べ、経済的には遅れていたことから、マレーシア政府は、何とかこの地域の経済をてこ入れをしようと、この島にオフショア金融センター、フリーポートを立ち上げ、シェラトンなどの大ホテルや、インターナショナルスクール、大病院を建設しました。しかし、私が行った1998年1月時点では、残念ながらその投資は、空回りしているように見えました。KLからやはり遠すぎます(東京-沖縄ぐらいの距離か)。
ブルネイからは、定期船が運行されており(1時間ぐらい)、戒律の厳しいブルネイの人にとっては、憩いの島にもなっているようです。
最近は、ダイビングで訪れる人も多いと聞きます。
ラブアン空港 ( Labuan Airport 飛行場の中も暗く、案内もよくわからず、飛行機に無事乗るまで、本当に不安だった。 第二次世界大戦時代から使われていたのではないかと思うほどの佇まいである。さすがに、もう建てかえられているかもしれない。 |
|
バンダル・ラブアン (Bandar Labuan) シェラトン・ラブアン・ホテル(場違いに立派です)から、眺めたラブアン島。港のある町の中心部にあたる。 手前の近代的な建物群(ウォーター・フロント)、南国風の明るい海。その向うにジャングルと工場などが並ぶ半島が見える。 |
|
ジャングル(Jungle) ジャングルと海。ラブアンのシンボルであるレンガ煙突(Chimney)から眺めたところ。 19世紀半ば、イギリスが極東交易のための蒸気船用の石炭補給地にラブアン島を選び、ラブアンは、ブルネイのスルタンから、イギリスに割譲された。このレンガ煙突は、その石炭坑の跡である。この石炭採掘は、20世紀初頭まで続いた。 |
|
平和公園 ( Taman Damai ) 日本軍は、第二次世界大戦の時、ラブアンで無条件降伏を受け入れた(1945年9月9日)。 島の観光地といえば、この公園と、レンガ煙突ぐらいである。 見える海は、ラヤン・ラヤンガン海岸。美しくて穏やか海だ。 |
|
平和公園 ( Taman Damai ) 平和公園の記念碑とモニュメント。笹川良平氏が碑を造ったようだ。 奥に見えるモニュメントは、ボルネオ戦没者の碑。 |
|
モスク (Mosque) 街の中。近代的な道路と、近代的なUFOのような大きなモスクが見える。 町には、定時に、コーランが大音響で鳴り響く。 |