マッチェンドラナート祭と出会ったのは、偶然でした。
パタンのダルバール広場をを見て、その周辺の寺院もと思って、心もとないちゃちな地図を片手に、マッチェンドラナート寺院に向かっていたら、寺院近くの四つ角で、凄い人だかりがしていて、この不思議な物体に群がる群衆に出会ったのです。
後で調べたら、マッチェンドラナート祭といって、5月の下旬、雨季を前に行われる雨乞いの祭だということがわかりました。
昔、インドの超能力者であるヨーギーが、雨を司るナーガ(竜蛇)を閉じ込めてしまい、12年間雨が降りませんでした。そこで、マッチェンドラナート神、すなわち観音様を黒い蜂に変えて壺の中に入れて、招聘しお祈りしたところ、雨がどっと降ってきたことから始まったお祭りだそうです。
各地で、あるそうですが、ここパタンの赤マッチェンドラナート祭が、最も盛大とのことです。
山車は、見ている時には、動きませんでしたが、パタンの町を一週間かけて回ります。
ネパールでは、神々と人々の距離が近いことがよくわかりました。
最初に見つけた時は、何が何だかさっぱりわかりませんでした。 幟をでっかくしたようなものが二本そびえています。 |
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近寄ると山車であることがわかりました。 山車の中の緑のシャツを着た人が、お祈りに来た人びとに何かを与えています。 山車の車輪近くには、座り込んでいる人もいて、今日は、この場所から動かないのでしょうか。 周りの交通も完全にストップ。 バイクの人は、押して移動してました。 |
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高く聳え立っているものは、柱に藁みたいなものを巻いて作ったのでしょうか? 根元のところは、お堂のようになっているようです。 |
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後ろから見てみました。 こちら側には、お祈りする人はおらず、正面からお祈りすることになっているようです。 |
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二本の柱が青空に映えます。 | |
入車輪には、目のようなものが描かれています。 右側が山車の正面になり、お祈りの人が列を作っています。 車輪のところで、店を広げてしまっている人もいます。 |
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山車の前では、次々に人びとが押し寄せ、お祈りをしています。 列がなくなることはありません。 |
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引き手が異様に長くなっています。 しかし、こんな背の高い、不安定そうな山車が、本当に動けるのでしょうか? |
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山車の引き手の部分?に額をあてて、お祈りをしている人がいました。 |
山車の周りは、こんな感じで、ごくごく普通のカトマンドゥの町並みです。 |