ネパール・カトマンドゥ

NAPAL・KATHMANDU

パタン PATAN

パタンは、マッラ王朝時代の3首都の内の最後に訪れました。当初予定に入っていなかったのですが、せっかく来たのだからというと勝手に訪れました。マッラ王朝の三都の中では、一番最後に造られた王都です。
カトマンドゥの南にあります。ネワール族が多く住む地域で、ダルバール広場に、主要な建物が並び、周辺にも、素晴らしい寺院が点在しています。
訪れるべき街と思います。
バクタプルと共に、リトルブッダで出家前の仏陀の撮影が行われた街でもあります。

パタンのダルバール広場の前で、車を降りました。
この一画に入ると、古都がそのまま残っていました
左手前が、クリシュナ寺院、右側手前が、ムールチョーク、その奥がデグ・タレ寺院です。
古そうな建物ですが、屋根の上にUFOみたいな造りの出っ張りがあります。
何に使われるのでしょうか?見張り台でしょうか?
ヒンドゥ教の寺院が建ち並んでいます。
絵になるではないですか。
素晴らしい光景です。
ダルバール広場のメインストリート。
右側が旧王宮(ムール・チョーク)で、その奥が、デグ・タレ寺院の巨大な層塔。
左手前が、タレジュの鐘で、その奥が、ハリ・シャンカール寺院と思います。
石造りの建物は、目を引きます。
クリシュナ(Krishna)寺院です。17世紀に、Siddhi Narsingh Malla 王により、造られました。
2階にクリシュナ、3階にシヴァ、4階に仏陀が祀られているといいます。
流石、ヒンドゥ教。何でもありでしょうか?
何でも神様にしてしまいます。
その点、日本と似ているのでしょうか?
手前に見えるのが、タレジュの鐘。
奥にあるのが、クリシュナ寺院。
クリシュナ寺院は、ダルバール広場の南側と、北側の二か所にありますが、両方とも、大理石で造られています。
クンベシュワール(Kumbeshwar)寺院です。
14世紀に建てられたと言われ、シヴァ神が本尊です。
バクタプルのニャタポラ寺院と同じ、五重塔ですが、日本の五重塔とデザインはずいぶん違います
本尊は、シヴァ神で、Jayasiddhi Malla 王により造られました。
お参りをしている赤ちゃん連れのお母さんがいました。
ずいぶん大きな建て物であることがわかります。
ゴールデンテンプルの入り口です。
間口は、狭くて、最初は、気づかず、通り過ぎてしまいました。

正式には、ヒラニャ・ヴァルナ・マハヴィール(Hiranya Varna Mahavihar)というそうです。
12世紀の建造とされますが、現在の建て物は、19世紀頃のものと言われ、比較的新しいものです。
門を抜けると、比較的スペースの狭いところに、お堂。
正面に本堂が見えます.
本堂は、三層になっています。
ゴールデンテンプルの名のとおり、お堂は、金箔で覆われています。
本堂は、なかなか、勇壮なものです。
チベット系のお寺です。
ゴールデンテンプルの入り口付近です。
ヒンドゥ教の寺院と、ほとんど変わりません。
ダルバール広場にある、パタン博物館です。
王宮の一部であるマニ・ケシャプ・ナラヤン・チョーク(Mani Keshab Narayan Chowk)を改装したものです。
元は、18世紀のもので、王宮の中では一番新しい建て物です。
レンガと木彫り部分が調和した、見事な建て物です。
博物館の内部は、中庭になっています。
柱の彫り物もみごとです。
パタン博物館(旧王宮)と高い塔を持つデグタレ寺院。
そして、寺院に祈りを捧げる王様の像です。
これは、ガルーダ像。
ヴィシュヌ神の乗り物ですね。
クリシュナ寺院の前に建っています。
パタヤ博物館では、開館時間をちょっと待ちました。
入り口のところから、ダルバール広場を見渡すと、こんな感じです。
塔の右側に、クリシュナ寺院、ヴィシュワナート寺院、ビムセン寺院、塔の左側に、ジャガナラヤン寺院が見えます。
タイムスリップをしたようです。
美の都(ラリトプル、Lalitpur)とも呼ばれています。
パタヤ博物館の入り口のところにある金色の装飾です。
上は、マカラでしょうか。
窓枠部分の彫刻が見事です。
いろんな動物もいますね。
生き生きとしています。。
パタヤ博物館の中の展示は、ひじょうに綺麗です。
ヒンドゥ教、チベット仏教関連の展示が、所狭しとなされています。
シヴァの部屋、ヴィシュヌの部屋、仏教の部屋、タントリズム(密教)の部屋など、テーマ毎に部屋が分かれています。
ヒンドゥ教の神々だと思いますが、千手観音にも通じるところがあります。
これは、楽器を弾く仙人でしょうか。
Naradaとありましたが。
これは、チベットの医学関連の展示ですね。
縦長の屏風のような紙に、いろいろ人体の説明が書いてあります。
いかにも、ヒンドゥ教らしい像です。
ラクシュミです。16~17世紀のものだそうです。
結構怖そうですね。
これは、ボダナートのストゥーパの模型です。
これは、チベット仏教における、歓喜天です。
Yama(閻魔大王) and Consort(明妃) となっていましたが、普通カーラチャクラと言われていますよね。
マチェンドラナート(Machhendranath)寺院。赤マチェンドラで、観音様のようです。
寺院の起源は、15世紀とされますが、今の建て物は、17世紀のもの。
ちょうど、雨乞いのマチェンドラナート祭の時期で、山車は、街に繰り出していました。
寺院の方は、静かな佇まいです。
屋根を支える梁の部分には、美しい色付きの彫刻が彫りこまれています。

Back   Top  Next