西蔵七日  SEVEN DAYS IN TIBET
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 白馬塔

一応もっともらしい入場券。
白馬塔の入り口。
門は固く閉ざされ、途方に暮れるのかと思いきや、向かいの豪邸に住んでいる老夫婦が、所有者、兼管理者、兼土産物屋経営者、兼利権者のようなのでありました。
ちゃんと出てきて開けてくれて、リヤカー式土産物屋までオープンしました。
田舎っぽいいい人たちですよ。
門を入ると長廊がありますが、新しそうでした。
長廊を突き当たると、鳩摩羅什の伝説を絵解きした壁画があります。
この壁画にかかれている物語が、もしかするとここのハイライトかもしれません。
鳩摩羅什の、仏教東伝に果たした役割は、計り知れません。
白馬塔の歴史は古いですが、塔自体は、明や清の時代に再建、修復されたものとのことです。
回りは、当時は敦煌の中心地でしたが、今は、畑とポプラの木が目立つ、町外れの寒村です。完全な田舎です。
発掘を行えば、またいろいろ出てきそうな場所柄です。
沙州故城城址。現在の敦煌から少しはずれたところにあります。
かつての面影ありませんが、観光地化すべく、整備工事が進められているようでした。
深夜に、トルファンに向け、夜行列車に乗ります。
敦煌駅との表示がありますが、かつては、柳園という駅であり、敦煌からも、かなり遠いです。
切符売り場。ガイドのエンさんが私に代わって切符を買ってくれました。
この辺が、もし一人旅だったらつらいところ。
駅にあった中国鉄道路線図。
今は、図の左上の方にいることになる。
乗った列車は、鄭州からウルムチを、1日と14時間で走るスケジュールのようでした。
待合室の壁画。シルクロードの交易の様子を表したもので、なかなか立派なものです。
その右が、映画館(電影)になっています。トランプをしながら暇をつぶしている人もいます。
展示されている顔写真は、鉄道サービスに従事している皆さんです。
日本でも時々ありますよね。
列車のコンパートメントに入ったところ。
4人部屋で、当列車では最高級車両(軟臥車)です。
同部屋の3人が、香港人の若者でよかったです(英語が通じる!)。
軟臥車の廊下。
外(左側のカーテンで見えない)は、真っ暗で、ほとんど何も見えませんでした。
もちろんトイレも、洗面台もあります。
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