西蔵七日  SEVEN DAYS IN TIBET

お土産

チベットの土産物屋では、日本の観光地にありがちな大量生産できるものは、見られない。だから、気にいったものがあったら、さっさと買ってしまった方がいい。”後から”と思うと、どこで売っていたか忘れてしまう。ただ、値段は、めちゃくちゃで、千差万別。安い買い物をしたければ、時間をかけて交渉するか、いろんな店をこまめに回るしかないが、時間がもったいない。所詮、100円か1,000円かという世界である。私は、仏教関連のグッズが、面白いと思う。

ソンツェン・ガムポの名のお香。

帰ってから試してみたが、香りは、洗練されたものとは言えない。シンガポールは、この分野では、一流なので、わざわざ買って帰ることはなかった。
名前倒れというか、元々そういうものというか....
目玉模様のついた石(ジー)。

縞模様と、目玉模様がミックスされたデザイン。由来はよくわからないが、お守りにしたり、つなげてネックレスにしたりする。値段はさまざまで、自然のもので、古いものは、とても高い。人工のもので、新しいものは、すごく安い。見た目で、違いはわからないが、安いものの方が、デザインがすっきりしていて、きれいである。
トルコ石のブレスレット。

チベットでは、トルコ石とサンゴ石がとれるそうで、それらを使った装飾品がたくさんある。チベットの人も、昔から装飾に使っているもので、エキゾティックなデザインのものもあり、お土産には最適。
マニ石。

聖地には、必ず積まれているが、盗ったりしないで(ばちが当たります)ちゃんと買いましょう。おなじみの、オム・マニ・ペメ・フム(OM MANI PAY MI HONG) という観音菩薩の六真言が書いてある。ほとんどただ同然(百円ちょっとで買った)で売られている。
タンカ(Thangka)。

これは、仏の一生を描いたもの。12の場面を描いている。ピンからキリまであるが、高いものは、本当にすばらしい(が高い)。安いものも、全部手書きで、きれいに細かく描かれている。ヤクの皮に描いたものもあるが、通常は、木綿の布に描かれている。
本物のタンカは、もっと大きな掛け軸状の仏画である。祭りの時には、巨大なタンカが公開される。普段は、寺院の中に巻かれて大事に保管されている。
タンカ(Thangka)。

これは、六道輪回図。仏教の世界の天国と地獄を描いている。
お寺の入口の脇の壁によく描かれている。
このデザインには解説があるので、興味のある方はどうぞ。仏教入門編。
ポタラ宮のデザインのTシャツ。

チベット製。YAK(ヤク)というブランドらしい。生地はもちろん悪いが、デザインがプリントではなく、刺繍であるのは立派。
携帯用マニ車。

これもお土産の定番。中にちゃんとお経が入っており、分銅を利用して、右周りに回す。オム・マニ・ペメ・フム(OM MANI PAY MI HONG)の、真言がデザインされている。
これもピンからキリまである。
ヤクのジャーキー。
アメリカに行って、ビーフジャーキーをお土産に持って帰る人がいるが(BSEで、今はどうか知らないが)、チベットでは、ヤクの肉の、ヤクジャーキーがある。味は、普通だが、食べやすくパッケージされており、味付けにも種類がある。そういえば、ヤクバーガーを出す店があると聞いたが、行かなかった。
四川省のお菓子。

やたら甘く、京都の落雁と同じ味がする。味が辛かったり、甘かったり、極端な土地である。
成都のビーフジャーキー。

インパクトのあるパッケージに釣られ、思わず買ってしまったが、味はとんでもなく辛く、とてもストレートでは食べられない。パッケージは正しかった....
日本では、絶対味わえない味という意味では、面白いお土産になるかもしれない。
麻婆豆腐発祥(元祖)の店、陳麻婆豆腐店特製の、麻婆豆腐の素。

まだトライしていない。
金剛鈴(ティルブ)。

密教の必須アイテムの鐘。安物のベルと違って本格的なすばらしい音がする。マニ車を回しながら、この鐘を鳴らせば、チベット族に仲間入り?金剛杵(武器の一種)もセットで、買えばよかった。
諸葛孔明のお守り。”諸葛亮的知恵符”と呼ばれている。

武侯祠で売っている。
智将にあやかりたい人が10元(130円くらい)で買い求める。自分の名前の一部が入ったものを選んで買う。1000種類位あっただろうか。
チベットのお札。Sang(サン)100(ギャー)札。

当時は、このお札で家が買えるくらいの価値があったそうである。まさに今は、紙切れだが、数百円の価値が残っていたという訳。本で調べてみたら、1939年発行となっていた。
カタ(Kata)。

パンダ君がチベット到着時に首にかけてくれたもの。白の絹でできたスカーフのようなものである。寺院では、信者が納めたカタが、いたるところにかけられている。僧にかけてもらうとご利益がある。

Topへ 次ページへ前ページへチベットINDEXへ