昌徳宮の奥には、韓国最大の庭園である秘苑があります。苑内は、広くて、一部しか見れませんでしたが、自然にあふれていて、日本人にも楽しめる庭園だと思います。朝鮮王朝の造園技術の神髄とも呼ばれています。
昌徳宮とセットで見ることになります。李朝の王様の、憩いの場だったのでしょう。
秘苑の最大の見所である芙蓉池。 ”チャングムの誓い”のロケも行われたということでしたが、見ていなかったので、理解度は、低かったものと思われます。 正面に見える建物が、宙合楼(チェハムヌ)と呼ばれる楼閣です。一階が書庫で、二階が閲覧室です。 |
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韓国人のガイドさんが、流暢な日本語で、見所を丁寧に説明してくれますので、要領よく楽しめます。 チャングムのドラマでは、この後ろの木の陰から、密会の現場を発見したのだそうです。 あっしには、かかわりあいのないことで、ござんすが。 |
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芙蓉池を横から見たところです。 中の島には、見事な木が茂っています。確か、香木(イブキ)と呼ばれていました。 その左に見えるのは芙蓉亭で、ユニークな形をした建物です。 |
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不老門(プルロムン)。 一枚岩をコの字型に切り出したもので、王の長寿を願って作られました。昔は、門扉がつけられていたそうですが、今は、枠のみが残ります。 当然、我々も必ずくぐって、長寿を祈ります。 |
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愛蓮池(エヨンジ)。不老門をくぐったところにあります。 小さいですが、落ち着いた佇まいです。 池の奥に見えるのが、愛蓮亭で、王がここから、蓮を鑑賞しました。 17世紀に建立されました。 |
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独特の瓦です。塀も韓国風で、日本のものとは、趣が異なります。 | |
昌徳宮の南東には、楽善斎(ナクソンジェ)と呼ばれる邸宅がありますが、19世紀に王妃などの女性のため住居として建てられたものです。 日本の皇族から、朝鮮王家に嫁いだ李方子(まさこ)さんが1989年に亡くなるまで過ごされた場所でもあります。 但し、1920年に、当時東京にいた朝鮮王朝最後の皇太子である英親(ヨンチン)に嫁がれてから、43年間は、日本にいましたから、ここに住まわれたのは、戦後のことです。親王が亡くなられた後も、ここで過ごされました。 |
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楽善斎(ナクソンジェ)は、人気のスポットになっています。 | |
中は、日本風の作りと思われました。 |