韓国 駆け足 バスツアー A Quick Bus Tour of the Korea

国立中央博物館 National Museum of Koreaクンニプパンムルグァン

やっと、今回の旅の終着点であるソウルに到着。ソウルは、言うまでもなく、600年の歴史を持つ都です。数々の災禍に会いながら(不幸にも、日本が係わったものもあります)、朝鮮戦争休戦以降、奇跡の近代化を成し遂げました。
この旅では、予定外に国立中央博物館を見学することができました。まだ、出来て一年経っていない、出来たてのホヤホヤ。韓国の威信をかけて作られた立派なものです。中の展示物もすばらしく、韓国の文化に興味のある方には、マストの見学地であると思われます。

2005年に、景福宮から竜山に移転、再オープンした韓国最大(もしかすると亜細亜最大)の博物館。
当初スケジュールに入っていませんでしたが、予定の江華島が、工事中ということで、変更になり、訪れることとなりました。
私は、初めてだったので、ラッキーでした。
元々米軍駐留地だった場所らしいですが(町の真ん中にある!)、米軍の撤収が進んでいて(賛否両論あるようですが)、その跡地に作られたらしいです。まだ隣では、ヘリコプターが離着陸する様子が見られました。
入り口の空間。
上には、劇場があるそうです。
近代的な建物です。
3階建てですが、中は吹き抜けになっています。
これは、敬天寺の十層石塔です。
この塔も独特の姿をしていますが、日本的というよりは、やはり中国的でしょうか。
高遠寺双獅子石灯です。
これは、かなり日本のものに近いように見えます。
メインロビーから見た、吹き抜けの立派な内部。
世界に誇れる博物館です。
駆け足で見たのですが、それでもバスの集合時間ぎりぎりになってしまいました。
中の展示は、写真撮影禁止なので、お土産に買った絵葉書から3枚。
これは、半跏思惟像です。当博物館の最大のお宝と言えるでしょう。
広隆寺や、中宮寺の菩薩様への影響(ほとんど一緒?)は明らかです。
慶州の古墳から発掘された王冠です。
慶州の天馬塚には、レプリカが展示されていました。
デザインも、感じの山の字を重ねたようでユニークですし、埋め込まれた玉類は、豪華です。
これは、アジア館に展示されていた、シルクロードのトルファンで発掘された、”創造神伏羲と女媧”です。シルクロード関連の展示も多く、楽しめました。
博物館の中は、考古館、歴史館、美術館、寄贈館、アジア館に分かれていますが、とっても大きいので、本気で見たらたいへんです。