ネパール・カトマンドゥ

NAPAL・KATHMANDU

2010年5月に、ネパールを訪れました。カトマンドゥ盆地に二日間滞在しただけですが、盛りだくさんの経験ができました。
世界遺産にも指定されている、カトマンドゥ、パタン、バクタブルの3つの古都にも訪れることができました。
何故、3つも古都があるかというと、カトマンドゥ盆地が一番栄えた中世のころ(13世紀から18世紀)、マッラ王の3人の子供が争い、長男が、当時の首都のバクタプルに、残りの二人が、カトマンドゥと、パタンに王国を樹立したからなんですね。その時代、ネワール文化は栄えましたが、政治的には、停滞し、ゴルカ王国に次々と滅ぼされてしまいました。
カトマンドゥ盆地には、今も、仏教と、ヒンドゥ教の匂いがぷんぷん。この騒然とした、でも素朴な、エキゾチックな空気を持ったネパールの旅は、忘れ難いものになりました。
アルバム風に、訪れたところをご紹介します。

タメル

THAMEL

タメル地区は、ツーリストエリアです。泊まったホテルも、タメル地区の一番奥の方にありました。
細い路地が続き、そこに所狭しと、土産物屋などのショップが立ち並びます。
ヒッピー華やかかりしころは、その溜まり場としても、名をはせました。
今は、あまり危なっかしい感じもしませんでしたが。
スワヤンブ
ナート

SWAYAMBHU
NATH
カトマンドゥの町の郊外の山の上にあります。カトマンドゥ盆地がまだ湖だった頃から建っていたという伝説があるほど由緒あるネパール最古の仏教寺院です。
13世紀には、既に最も重要な聖地となっていました。
四方を見渡す仏陀の目は、カトマンドゥの町をずっと見下ろしています。
ダルバール
広場

DURBAR
SQUARE
3つのマッラ王朝がカトマンドゥ盆地に独立・君臨した時代の、カトマンドゥ王国の中心部です。ダルバールは、宮廷を意味するネパール語です。
寺院や、王宮が建ち並び、当時の姿を彷彿とさせます。
特に、ヒンドゥ教寺院は、ネパール独特の姿をしており、興味深いです。
パシュパティ
ナート

PASHUPATI
NATH
ガンジス川の支流であるバグマティ川の川岸にあるネパール最大のヒンドゥ教寺院です。
インド亜大陸にある4大シヴァ寺院の一つでもあり、壮大な規模を誇っています。
ヒンドゥ教徒でなければ、川の向こうの寺院側には入れませんが、火葬場が川岸にあり、ヒンドゥ教の火葬の様子が見られます。
ボダナート

BOUDHANATH
カトマンドゥ郊外にある、ネパール最大のストゥーパです。
周りには、亡命したチベット人が住みついており、ストーパの周りを巡礼で回れるように、道が取り囲んでいます。世界でも有数のチベット文化の中心地になっています。
やはり、仏陀の目が、四方を見渡しています。
ネパール
ダンス

NEPALI DANCE
ガイドさんに誘われるままに、ネパールダンスを鑑賞しました。
亜細亜らしい素朴なものが多いですが、結構しっかり踊る曲もあります。
ピーコック踊りなど、ユーモラスなものもあります。
楽団の音楽の方が、面白かったかな?
ナガルコット

NAGARKOT
カトマンドゥから35kmほど離れた所にあるヒマラヤ展望台です。
標高は2100m。
天気が良ければ、エヴェレストを始めとしたヒマラヤの山々が見えるのですが、生憎の天気で、残念でした。
ただ、カトマンドゥからの道では、ネパールの農村の様子が垣間見えて、それだけでも、面白かったです。
バクタプル

BHAKTAPUR
カトマンドゥとナガルコットの間にある、マッラ3王朝の古都の内の一つです。ナガルコットの帰りに、寄りました。
早朝に訪れたため、生活感あふれる町の様子が味わえて、印象深かったです。
中世の世界が取り残されたような、3古都の中では、一番かつての生活臭が残されている空間でした。
バドガオン(BHADGAON)とも呼ばれています。
『リトルブッダ』の、王子が出家する前の町のシーンは、ここと、パタンでほとんど撮影されたそうです。
パタン

PATAN
マッラ3王朝の古都の一つ。
カトマンドゥの南にあり、アショカ王が建てたストゥーパがあるほど、古い歴史を誇ります。仏教徒が多い地域でもあります。
ダルバール広場には、博物館もあり、これまた見ごたえのある古都でした。カトマンドゥを訪れたら、3つの古都は制覇し、それぞれの雰囲気を、味わい比べるべきと思います。
マッチェン
ドラナート祭

MACHHEN
DRANATH
JATRA

パタンの周りをうろうろしていたら、とんでもないものに出会いました。
雨乞いの祭で、雨季を迎える5月下旬に、催されるのだそうです。
巨大な山車が、町中を練り歩くのですが、あまりにも巨大で、人もごったがえしており、周りは大渋滞で、とても動ける感じではありません。少なくとも、私がいた30分ぐらいは、じっとして、巡礼者に施しなどをしていました。
それにしても、凄い異様さでした。
ヒンドゥど真中という感じです。

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