2005年3月(上旬)にシルクロードに行きました。”時空を超える旅”と言うと、オーバーに聞こえますが、行ったことがある方々には、うなずいていただけると思います。
シルクロードという言葉は、皆さんご存知のように、19世紀後半に、”シルクロード”を探検したドイツ人のリヒトホーフェンが初めて使った”Seidenstrassen”の英訳”Silkroad”ですが、それまで長い間外界からは忘れられていて、人の手にかからなかったことと、砂に埋もれていたため(もちろんすごく乾燥している)、自然のタイムカプセルのようになっていたため、多くの貴重な文物が時を越えて、保存されました。
西欧人が使い始めた”シルクロード”という言葉が、日本で、一番一般的になっているのは、面白いところです。”ヌードル・ロード”でも、”ペーパー・ロード”でも、”Jade(玉)・ロード”でも、”ブディズム・ロード”でもよかったのでしょうが、この”シルクロード”という言葉の響きが、この地域への浪漫をかきたてるのに一役買ったのは、確かかもしれません。
19世紀から20世紀初頭にかけ探検隊に再発見され(それぞれの動機はともかくとして)、すばらしい物がたくさん発掘されており、ほんの一部分かもしれませんが、今も目の当たりにすることができます。未踏破の場所がたくさん残されており、今後も楽しみです。
行く先々で、人々が違う、言葉が違う、風景が違う、食べ物が違う、宗教が違う、習慣が違う、まさに”時空を超える”という表現がぴったりな”絲綢之路(シルクロード)”なのです。ちなみに”絲綢之路”という言葉は、中国ではあまり通じないようです。
2005年は、NHKの新シルクロードシリーズが25年振りに放送され、ちょっとしたブームです。今は気軽に行けるようになっていますので、この旅行記を参考にして、皆さんも、ぜひ訪れてみてください。
★本H/Pをご覧になる際のTips★
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日程 | 旅程 | ハイライトシーン | 見所 |
第一日 Day 1 |
成田⇒北京 Narita to Beijin |
なし | |
第二日 Day 2 |
北京⇒西安 Beijin to Xian |
始皇帝陵 兵馬俑坑 華清池 大雁塔 |
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第三日 Day 3 |
西安⇒蘭州⇒敦煌 Xian to Dun huang ( through Lan zhou ) |
碑林博物館 鼓楼・鐘楼 清真大寺 陝西歴史博物館 |
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第四日 Day 4 |
敦煌⇒寝台列車(トルファンへ) Dun huang to Tu lu fan ( by Train ) |
鳴沙山・月牙泉 莫高窟 白馬塔 |
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第五日 Day 5 |
寝台列車⇒トルファン(吐魯番) Tu lu fan ( by Train ) |
火焔山 高昌故城 アスターナ(阿斯塔那)古墳群 ベゼクリク(柏孜克里克)千仏洞 交河故城 カレーズ楽園 蘇公塔 |
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第六日 Day 6 |
トルファン(吐魯番)⇒ウルムチ(烏魯木斉) Tu lu fan to Wu lu mu qi |
新疆国際大バザール 紅山公園 新疆ウィグル自治区博物館 亜州大陸地理中心 |
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第七日 Day7 |
ウルムチ(烏魯木斉)⇒北京 Wu lu mu qi to Beijin |
周口店北京人遺跡 | |
第八日 Day8 |
北京⇒成田 Beijin to Narita |
なし |
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